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最近世間を賑わせているマグネシウム電池関連株
本田技研工業と埼玉県産業技術総合センターが、世界で初めてマグネシウムを使い、繰り返し充電できる2次電池の実用化に関する発表が9日に報じられた。
この報道を受け、マグネシウム電池関連株が注目されている。

マグネシウム電池


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空気電池および燃料電池の一種であり、負極に金属マグネシウムを使用し、正極に空気中の酸素を使用しする。
電解液としては塩水が使用されている。
マグネシウム電池は、イオン化速度がリチウム電池に比べて7倍の速度があり大きな発電が期待されている。
現状では、正極の酸素量を増やすことによって大きな発電量を可能にする為の、空気極の開発が必要になっている。
塩水を注入して始めて発電して電池になります。塩水を入れなければ、自然放電、電極劣化もなく使用時まで初期状態を保つことができる。

メンテナンスフリーが最大の特長だ。
非常用の発電機、リチウム蓄電池は、定期的にメンテナンスが必要になります。
関西大震災では、26%の非常用電源がメンテナンス不備により正常に動作しなかった。
マグネシウム電池は、メンテナンスも必要なく、非常時に確実に発電する備蓄用電源として実用化が期待されている。
保管期限は、10年以上とも言われている。


マグネシウム電池の特徴


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低コスト

リチウムイオン電池のリチウムと比べ、調達コストは25分の1程度となる。
限りのあるレアメタルを使わずに同一パフォーマンスを発揮できるのがマグネシウム電池最大のメリットだ。

小型・軽量

マグネシウム電池は小型化、軽量化が可能であるため、スマートフォン、ウエアラブル端末への活用が期待されている。
IoT時代にとって欠かせない次世代電池と言える。

安全

マグネシウムは発火し易い素材ではあるが、マグネシウム電池は安定的な酸化膜が出来るため、安全に扱うことが可能となっている。

柔軟性

フレキシブル電池の作成が可能。
Tシャツやジーンズといった柔軟な素材にもマグネシウム電池を組み込むことが可能。

長期保存

自己放電が少なく、長期保存が可能だ。
空気マグネシウム電池は電解液に浸さない限りは放電せず、かなりの期間、保存が効く。


マグネシウム電池関連株


【5121】 藤倉ゴム工業(株)

東京都江東区に本社を置く。

非常用マグネシウム空気電池を9月1日に発売した。
独自技術である複合化技術を用い、様々な用途での利用が期待されているマグネシウム空気電池の開発を行っている。
ワットサットは、長期保管でき、塩水を投入すればすぐに発電し、スマートフォンを最大5台同時に充電できる。
空気電池とは、正極活物質として空気中の酸素、負極活物質として金属を用いる電池の総称だ。

【6937】 古河電池

神奈川県横浜市に本社を置く。

自動車バッテリー用鉛蓄電池が柱。航空機・電車用、産業用も開発を行っている。
携帯機器の電源に安心して使えるマグボックスを開発した。
凸版印刷との共同開発品で、凸版印刷は、紙製複合容器の技術を活用し、電池用部材を開発している。
これは、水や海水を入れるだけで発電、スマートフォンなどのUSB機器の充電に最適。スマートフォンを20回フル充電できる大容量だ。

【4800】 オリコン(株)

東京都港区六本木に本社を置く。

子会社のオリコン・エナジーは、マグネシウム発電の研究者で知られる東北大学の小濱泰昭名誉教授が設立したStoM社と資本業務提携を行っており、マグネシウム電池関連製品の製品化を目指している。
オリコン・エナジーはマグネシウム電池の実用化に備え、複数のマグネシウム燃料電池製造に関する特許を取得しており、特許ラインセンス収入も期待される。

【6469】 (株)放電精密加工研究所

神奈川県厚木市に本社を置く。

放電加工専業で国内最大規模の企業だ。
アルミ押出用金型も首位。既存技術生かし航空宇宙分野を開拓中
マグネシウムの加工など、放電精密の需要は今後高くなる能性がある。
マグネシウム電池と密接な関係にあると思われる放電精密だ。


マグネシウム電池関連株一覧


【5216】 倉元製作所

【6266】 タツモ

【4026】 神島化学工業

【5940】 不二サッシ


株大臣のまとめ


マグネシウム電池はその将来性の高さから複数の企業、大学が開発を進めている。
今回、本田技研工業と玉県産業技術総合センターが発表した内容では2018年の製品化を目指すということで、既に実用化ではなく量産技術の問題へと進んできている模様だ。
今後は開発企業だけでなく、マグネシウム電池の量産化体制を整えた企業などがマグネシウム電池関連銘柄の本命となってくるかもしれない。
様々な用途への活用が期待される素材ということもあり、マグネシウム関連銘柄は短期間ではなく息の長いテーマとして今後も頻繁に注目を集めそうだ。

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