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10月25日にJR九州旅客鉄道(株)が上場予定。
JR九州の株式は100%を国土交通省所管の鉄道建設・運輸施設整備支援機構になっており、その株式を売り出す形での上場となる見通だ。
17日にJR九州旅客鉄道(株)の公開価格が仮条件の上限である2600円に決定した。
今年のIPOとしては、7月のLINE次ぐ大型上場となるだけに、投資家としては見逃せない案件だろう。

JR九州旅客鉄道(株)


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福岡市博多区に本社を置く。
運輸サービス、建設、駅ビル・不動産、流通・外食と様々な事業を展開している企業だ。

鉄道事業全体における収支は依然として赤字で、不動産事業を中心として収益を上げている。
分譲マンションのMJR、賃貸マンションのRJR、駅ビルのアミュプラザ、ドラッグストアのドラッグイレブン、ホテルのJR九州ホテルといったように多角経営を行い利益を上げている。

本社がある博多駅前には2011年にアミュプラザ博多がオープンしており、2016年4月にはKITTE博多が開業して話題になった。
2017年3月期に当社発足以来初めて鉄道事業が226億円の営業黒字となる見通しであることが発表された。


上場時期


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2017年10月25日に東京証券取引所で上場が決定した。
公開価格が仮条件(2400~2600円)の上限である2600円に決定
売出し規模は、仮条件の上限で試算すると4160億円になる見込みで、LINEを上回る今年最大のIPOとなる案件だ。


過去のJRの上場


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過去のJRの上場を見てみよう。

JR東日本
1993年10月上場。
公募価格38万円、初値は60万円と好調な結果となった。
当時の日経平均株価:20105.71

JR西日本
1996年10月上場。
公募価格35.7万円、初値は36万円とほぼ公募価格で寄り付いた。
当時の日経平均株価:21556.4

JR東海
1997年10月上場。
公募価格は38万円、初値は38.5万円とJR西日本と同様にさほど大きな株価上昇にはつながらなかった。
当時の日経平均株価:17887.71

JR東日本は公募価格の約6割UPで好調だったが、他のJRについてはさほど注目は浴びなかった。


JR九州関連株


JR九州は駅ビル・不動産で利益が大半を占めている、不動産会社に近い企業だ。
今までのJR関係と違うことから、関連銘柄も多くなっている。

【8354】(株)ふくおかフィナンシャルグループ

福岡市中央区に本社を置く。
九州全域に展開する地方銀行の持ち株会社だ。
傘下に福岡銀行、熊本銀行、親和銀行(長崎)の3行を有し、3行合計の資金量は地銀でもトップクラス。
JR九州の上場で九州全体の景気が盛り上がれば、九州地盤の地方銀行にも恩恵が来ると思われる。

【2653】イオン九州(株)

福岡市博多区に本社に置く。
イオン系列の総合スーパーを展開している。
九州全域で店舗展開しており、ホームセンターなども運営している。
今年9月に九州地区のダイエーの運営業務を受託した。
JR九州の上場で九州の個人消費が伸びれば恩恵もありそうだ。

【9603】(株)エイチ・アイ・エス

東京都新宿区西新宿に本社を置く。
大手旅行代理店。海外旅行取扱高は2位。
長崎のテーマパーク「ハウステンボス」も運営している。
JR九州上場で、九州観光に人気が出れば見逃せない関連株になるだろう。

【1959】(株)九電工

福岡市南区に本社を置く。
電気設備工事を主に請け負う九州最大の建設業者。
JR九州が手掛ける様々な建設に関わるだけでなく、2016年4月に完成した九州の玄関口でもあるJR博多駅直結のオフィスビル『JRJP博多ビル』にも拠点を構え、JR九州との結びつきの強固さを内外にアピールしている。

【9031】西日本鉄道(株)

福岡市中央区に本社を置く。
九州における鉄道界の2大巨頭が、JR九州とこの「西日本鉄道(西鉄)」だ。
鉄道だけでなく街づくりにも力を入れ、博多の街『天神』を九州一の繁華街にまで育て上げた企業でもある。
今まで様々なイベントや街づくり、企画においてライバル関係であることを示してきた両社。
JR九州の上場を前に、西日本鉄道も大きな動きを見せるだろう。

【9206】(株)スターフライヤー

北九州市小倉南区に本社を置く。
福岡県北九州市の北九州空港を中心に、羽田空港や関西空港へ就航している航空会社。
JR九州やJR九州の経営するホテルと提携したツアーパッケージも出しており、JR九州の上場で株価が上昇することも期待できる。


JR九州関連株一覧


【3349】(株)コスモス薬品
九州を地盤にドラッグストアを展開。

【8252】(株)丸井グループ
全国的に大型ショッピング店を展開。

【9508】九州電力(株)
ライフライン、電力会社

【7604】(株)梅の花
高級和食店を展開。

【1937】西部電気工業(株)
電気通信工事業者。

【9726】KNT-CTホールディングス(株)
大型旅行代理店を展開。

【8175】(株)ベスト電器
家電量販店を展開。

【8260】(株)井筒屋
老舗百貨店を展開。

【8203】(株)MrMax
ディスカウントストアを展開。

【2919】(株)マルタイ
棒ラーメンで知られる即席麺。

【9035】第一交通産業(株)
保有台数国内首位のタクシー会社でM&Aで全国展開を進める。

【9942】(株)ジョイフル
ファミリーレストランチェーンを展開。


株大臣のまとめ


今回のJR九州の上場はLINE次ぐ大型上場となるだけに、投資家としては見逃せない案件だろう。
しかしJR九州のIPOだけに焦点を絞ってしまうと、せっかくの投資チャンスを失うことにもなると思う。
JR九州関連株をしっかり頭に入れ行動するのが得策ではないだろうか。

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