今月21日に「第2回囲碁電王戦」の最終局が行われた。プロ棋士とコンピュータソフトによる勝敗の行方は、趙治勲名誉名人が通算2勝1敗で日本最強の囲碁ソフト「DeepZenGO」に勝利した。人工知能であるにも関わらず、人間らしいミスがあり「機械であるにも関わらず人間味がある」とも話す。
今後も人工知能(AI)世間を賑わす機会も多くなるだろう。

AI関連銘柄とは?

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AIとは(Artificial Intelligenec)の略語で、人間の知的な作業などをコンピューターに肩代わりさせることを目的とした技術のことを指す。

言葉は米国のコンピューター科学者であり、人工知能研究の第一人者として知られるジョン・マッカーシーによって提唱され、研究開発が行われてきた。しかし、人工知能については厳密に定義というものはなく、研究者や機関によって認識の違いはある。

人工知能の歴史は古く、1950年代に始まり何度か挫折を繰り返し、2010年以降に再度ブームが起こっている。

AIの活用

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一番馴染みがあるのは、iPhoneの人工知能「siri」ではないだろうか。携帯使用者と簡単な会話が可能で、近くのレストランや天気を確認したり、相手を指定してメールを送信する事ができるなど、人工知能の技術が応用されている。

又、IBMが開発した質疑応答システムのワトソンなどもその一例と言えるだろう。国内外では銀行などのコールセンターで実用化がされており、顧客との会話をワトソンが分析をし、回答例などを即座に表示させスムーズな対応が可能になっている。

2014年11月には三井住友銀行とみずほ銀行が、ワトソンをコールセンター業務に導入することを発表している。これにより問い合わせ時間が30分から8分に大幅に短縮されるなど、メリットは一目瞭然である。

ディープラーニング

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人工知能を語る上で、忘れていけないのはこのディープラーニングではないだろうか。簡単には、機械が物事を理解するために独自に学習することを指す。

2012年にGoogleの研究所でコンピュータが猫を認識できるようになったというニュースが飛び交い話題になった。詳しくは、コンピュータは猫がどういう物か教えられることなく、自力で理解したというもの。

このようにディープラーニングという言葉は知らなくても、それを応用したコンピュータにより、我々の身近に静かに近づきつつある。

人工知能により無くなる職業

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オックスフォード大学エンジニアリングサイエンス学部の准教授であるマイケル・A・オズボーン氏によると、日本の労働人口の約49%が、人工知能やロボット等により代替できるようになる可能性が高いと推計された。

無くなる職業について一例だが、紹介しよう。

セールスマン
宅配便配達員
検針員
CADオペレーター
駅務員
医療事務員
バイク便配達員
道路パトロール隊員
電車運転士
会計士
調理人
レストランの案内係
スポーツの審判
コールセンター案内係
一般秘書
一番事務員
銀行の融資担当
大型トラック・ローリー車の運転手
ビル管理人
データ入力作業員
簿記/会計/監査の事務員
カジノのディーラー
彫刻師
映写技師
メガネ、コンタクトレンズの技術者
建設機器のオペレーター
時計修理工

現在、身の回りでよく見かけ、なくてはならない職業も多い事が分かる。これらの職業が人工知能によって必要ないとされれば、その職に携わる人からしたら死活問題である。しかし近い未来、現実として受け止めなければならない日が来る。

日本におけるロボット市場は現在9000億円ほどと言われているが、2020年には約3兆円、2035年には10兆円程にまで発展すると言われている。

以上の事から考えても、ロボット市場の拡大は絶対的なものである上に、その逆に衰退の一途をたどる市場も出てくる事も間違いない。

動画で知るAI関連銘柄

 

ここでAIについて、よりわかりやすく理解することが出来る動画を紹介しておこう。

この動画では、人工知能ロボット「NAO」が流暢な日本語で自己紹介をするなど、今後のAI関連銘柄のさらなる進化を予感させる内容になっているぞ。

AI関連銘柄

日本サード【2488】

1987年に設立され、海外のITベンダー向けに「技術サービス」を提供している。同社は21日に米NVIDIA社と総括サポート契約を締結し急激な人気を得ている。

平成27年1月には、ヒューマノイドロボット:NAOに関するサービスを開始した。NAOは音楽に合わせて踊ったり、天気を教えてくれたりするだけでなく、プログラミングにより言語や動作などを覚えさせカスタムする事が可能となっている。

 

sMedio【3913】

2015年3月に東京証券取引所マザーズ市場に株式上場をはたし
マルチメディアや無線接続技術関連のソフトウエアの開発力で高い評価を獲得している。

VRアプリケーションに立体音響を付加できる開発キット “sMedio True VR Sound” を販売したり、「2016 Japan IT Week 秋 第2回 IoT/M2M展」にIoT関連の最新製品の出展をしたり注目の人工知能関連銘柄だと言える。

シルバーエッグ・テクノロジー【3961】

AI技術をベースにしたWebマーケティングサービスの開発・提供をしており、今年の9月には東証マザーズに上場した。AIを使いお薦めの商品を一瞬で表示し、時間を短縮化に成功しており同業他社の類似サービスと差別化を図るなどIPOにおける業種の人気は高い。

ロゼッタ【6182】

翻訳・通訳の市場において注目を集めており、AIによる自動翻訳サービスを提供している。2025年にはプロ翻訳者に匹敵する翻訳機を完成させるという目標を掲げており翻訳だけにとどまらず、AI関連銘柄の中でも見逃してはならない企業のひとつと言える。

AI関連銘柄まとめ

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今後、AI関連銘柄は人工知能の発達によって中長期に渡って注目を集めるテーマ株となる事は間違いないと私は考えている。
投資において先回りすることの重要性は、私が語るまでもなく読者の方々はすでに重々承知している事だろう。
有力なAI関連銘柄について、しっかりと情報を集めながら仕込んでいくタイミングを見極めて投資ライフを謳歌していける手助けとなれば、私も喜ばしい限りである。