みなさん、2018年の調子は如何だっただろうか?

今年もいよいよ終わりを迎える。

 

2018年の株式市場は、海外要因では米中貿易摩擦、国内要因では西日本豪雨や台風21号などの相次ぐ災害による影響を受けた。

 

一方、景気回復が続いていることもあって企業業績が大きく落ち込むには至っていないことから、割安感が高まる局面では株式市場に資金が流入し株価が下支えされたと考えられる。

 

テーマ性が意識された銘柄については、短期間で株価が急騰するケースもみられた。

 

これらを踏まえ、2018年に急騰し、注目を集めた銘柄を改めて振り返り、2019年の投資に活かしていこう。

 

2018年に上がった株 一覧

セクターごとに注目された銘柄をピックアップし、2018年内で一番低かった株価と一番高かった株価で比較し、その騰落率を比較しよう。

◇サービスセクター

<6184>鎌倉新書

2018年2月14日:503

2018年9月21日:1647

+1144(+227.4%)

葬儀等に関するサイトを運営。終活ニーズの高まりが追い風となり株価を挙げた。

 

◇小売りセクター

<8267>イオン

2018年3月2日:1736.0

2018年11月9日:2792.0

+1056(+60.8%)

小売り大手。業績改善を背景に株価が上昇した。景気回復の持続が個人消費増につながればさらなる業績向上への期待感が高まる。

 

<8028>ユニー・ファミリーマートホールディングス

2018年2月6日:6,960

2018年11月28日:18,960

+12,000(+172.4%)

小売り大手。ユニーとファミリーマートの統合効果もあり利益が改善している。人口減少で小売り業界の先行きが不安視される中でも業績を伸ばせば、株主還元強化への期待感も生まれ得る。

 

◇陸運セクター

<9064>ヤマトホールディングス

2018年1月4日終値:2277.5

2018年9月27日終値:3559.0

+1,281.5(+56.3%)

宅配便サービス大手。値上げによる荷受け抑制と採算改善にひとまず成功したことが評価されている。今後も物流量が増加する中で優秀な人材を囲い込めればさらなる上昇につながる。

 

<9008>京王電鉄

2018年3月26日:4350

2018年12月17日:6710

+2360(+54.3%)

関東の私鉄大手。有料列車「京王ライナー」の好調などが評価されている。2020年東京五輪に向けて東京圏への関心が高まればさらなる追い風だ。

 

◇通信セクター

<2763>エフティグループ

2018年4月9日:897

2018年8月24日:2048

+1,151(+128.3%)

通信サービスを提供。好調な業績を背景に増配実施を発表したことから資金が流入した。携帯通信大手が値下げ圧力に苦しむ中で、好業績に期待できる通信系銘柄として人気化することも考えられる。

 

◇その他

<9501>東京電力ホールディングス

2018年3月26日:378

2018年12月17日:767

+389(+102.9%)

電力大手。原発事故賠償の影響で無配だが、ガス自由化などを追い風に事業領域を拡大している。円高時には燃料コストが下がることから、為替レートの円高進行を伴う相場混乱に強いと考えられる。

 

<7199>プレミアグループ

2018年2月6日:2271

2018年10月22日:5430

+3159(139.1%)

中古車向けファイナンスなどを実施している。東証1部昇格や株式分割を実施することが注目された。成長性と株主還元の双方に期待できる銘柄だ。

 

<8111>ゴールドウィン

2017年1月4日:4,460

2018年12月19日:12820

+8360(+187.4%)

スポーツ用品の製造・販売等を実施している。「ザ・ノースフェイス」ブランドの好調や、スパイバー関連銘柄としての注目が株価を押し上げた。

 

2018年テーマ株・福ちゃん的総まとめ

 

2018年に上がった株には成長期待の資金を取り込んだものも見られるが、堅調な業績を背景として相場混乱への耐性が高かった銘柄も含まれている。

 

好業績を背景とした資金流入が続けば、2019年以降も値上がりのチャンスが大きくなる。

 

成長期待の銘柄についても、黒字転換や利益率の向上が進んでいるかなどに注目しておきたい。