酸化チタン関連銘柄

現在、株式市場で化学物質に注目が集まっているが、個人的には中でも酸化チタンに注目している。

酸化チタンは主に化粧品の材料として利用されていることが多いが、最近では世界経済拡大を背景に自動車のボディ、住宅の壁向けなどでも需要が伸びており、各社の業績が好調に推移している。

インバウンド関連でも注目度が高い、酸化チタン関連銘柄を今回は紹介していく。

 

酸化チタンとは

一般的に名前が知れ渡っているチタンと言えば、キッチン用品からアクセサリー、スポーツ用品と、あらゆる製品に使われている金属のことを指している。

一方で、酸化チタンとは名前の通りチタンの酸化物であり、屈折率はダイヤモンドよりも高いとされている。

また用途としては、顔料や食品や化粧品などの着色料、オフセット印刷の感光体、日焼け止めなどに使われることが多い。

 

インバウンドや自動車・住宅関連からのシナジー

それでは、なぜ酸化チタンという化学物質が注目されているのだろうか。

その理由は大きく2つに分類することができる。

ひとつは、インバウンドとしての側面だ。

特に化粧品メーカーは訪日外国人観光客の需要が化粧品などに向かっているため、全体の売上増の一因となっている。

当然、その素材として使われている酸化チタンにも強い追い風となっている。

もうひとつは、世界経済拡大を背景にした自動車のボディ、住宅の壁向けなどでも需要が伸びていることが起因している。

 

酸化チタン関連銘柄・福ちゃん注目の直近チャート

<4027>テイカ

<4098>チタン工業

<4028>石原産業

<4078>堺化学工業

<5727>東邦チタニウム

酸化チタン関連銘柄・福ちゃん的解説

酸化チタン関連銘柄 <4027>テイカ

塗料・インキ向け汎用用途の酸化チタンや機化粧品向け機能性用途の微粒子酸化チタンを主力としている同社。他にも界面活性剤やエレクトロ・セラミックス製品などを手掛けている。また同社が販売している酸化チタンは塗料の顔料用途に加えて、日焼け止め原料としても利用されている。このまま化粧品向けのインバウンド事業が拡大していくことによって、酸化チタン関連銘柄として注目を集めている。

 

酸化チタン関連銘柄 <4098>チタン工業

酸化チタンメーカー中堅で、酸化チタンと酸化鉄を主力事業として展開している同社。近年では、自動車搭載用電池などに利用されるチタン酸リチウムの育成に注力している。また超微粒子酸化チタンの収益拡大に取り組んでおり、生産拡大を見込んで同社の宇部開発センターでは、超微粒子酸化チタン製造設備増設工事が行われている。こういった背景からも、酸化チタン関連銘柄として注目されている。

 

酸化チタン関連銘柄 <4028>石原産業

酸化チタンを中心とする無機化学事業、農薬などの有機化学事業の二本柱となっている同社。酸化チタンでは国内トップシェアを誇っており、他にも土質改良材、リチウムイオン電池用負極材料などを手掛けている。同社では酸化チタンの販売量が前年比を上回っており、アジア地域での需給が改善されたことが背景にある。今後はインキ用など高付加価値品へのシフトを推進していく見込み。このことからも、酸化チタン関連銘柄として注目度は高い。

 

酸化チタン関連銘柄 <4078>堺化学工業

塗料・インキ・製紙・プラスチック・化学繊維・ゴム・コンデンサなどに使用される酸化チタンを主力としている同社。他にも樹脂添加剤・バリウム・触媒・電子材料・亜鉛製品・機能材料などを手掛けている。また同社ではインバウンドによる化粧品需要の拡大を受け、化粧品原料工場で超微粒子酸化チタンを製造する設備の改造工事を実施している。3月末には完工を予定しており、このことからも、酸化チタン関連銘柄として期待されている。

 

酸化チタン関連銘柄 <5727>東邦チタニウム

JXTGグループで、各種チタン素材やセラミックス材料などの製造を手掛けている同社。希少価値の高いチタン製錬技術を強みとして持っている。また同社では、積層セラミックコンデンサ、PTCサーミスタ、誘電体共振器などに使われている高純度酸化チタンの製造・販売を手掛けている。しかしながら、近年の需要とは別の形で事業を展開しているため、酸化チタン関連銘柄としては弱いかもしれない。

 

酸化チタン関連銘柄・福ちゃん的まとめ

世間一般では知名度が低いものの、さまざまな製品に使われることが多い酸化チタン。

特に特に化粧品向けとしては需要が非常に高く、このままインバウンド関連で売り上げが拡大していけば、長期的な期待もできるだろう。

上場企業で扱っているところも少ないため、今回紹介した企業を中心に狙ってみることをおすすめする。