北朝鮮ミサイル関連銘柄

北朝鮮が相次いでミサイル発射実験を行っている。失敗に終わるケースも少なくないが、北朝鮮が国際社会からの圧力を無視し、強硬姿勢をとっていることは否定できない。韓国や日本といった近隣諸国にとって北朝鮮は脅威となりつつあり、防衛力の強化が求められている。
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ミサイル発射実験が繰り返され、北朝鮮ミサイル関連銘柄が動意

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北朝鮮は2017年に入ってからも、ミサイル発射実験を繰り返している。大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発車には至っていないものの、短距離・中距離の弾道ミサイルの発射が続いているのだ。2017年4月には米トランプ政権がシリア攻撃を実施し、北朝鮮に対する圧力を強めた。

原子力空母のカール・ビンソンを北朝鮮近海に派遣するなど、有事に備えた取り組みも実施されている。しかし、中国が北朝鮮問題を対話で解決する姿勢を崩していないほか、ロシアが北朝鮮と経済協力を進めていることから、北朝鮮を孤立させられないでいる。

金正恩体制がスタートして以降、強硬な姿勢を示すケースが増えている北朝鮮は、日本や韓国をはじめとする東アジア諸国にとって大きな脅威となっている。

アメリカの政権交代で北朝鮮の出方が変わる?

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アメリカでは2017年1月に民主党のオバマ政権から、共和党のトランプ政権への交代があった。ノーベル平和賞も受賞したオバマ前大統領は、武力による問題解決に消極的な姿勢を示し続けた。

いっぽう、トランプ大統領はシリア先制攻撃にもみられるように、必要に応じて大胆な攻撃を辞さない姿勢を明確にしている。オバマ政権下では弱腰ともとれるアメリカの姿勢につけ込む形で北朝鮮が核実験やミサイル発射実験を活発化させただけに、トランプ新政権の姿勢が北朝鮮に対してどの程度の抑止力を持つのかには要注目だ。

韓国でも大統領が交代するため、北朝鮮を取り巻く各国の政治状況は変化しつつある。環境変化によって北朝鮮がさらに強硬な姿勢を示すことになれば、ミサイル関連銘柄への注目度はより高まるだろう。

北朝鮮ミサイル関連銘柄が注目されている理由とは?

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国際情勢が不安定化する中、日本やアメリカでは着実に防衛力、軍事力の強化が進められている。特に東アジア地域では中国の海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル開発が進展しており、同盟国である日米が協力して東アジアの安定化に取り組む必要性が増している。

そんな中、2017年には北朝鮮が繰り返しミサイル発射を行っている。ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下するケースもあり、領土内に落下するといった不測の事態に備えなければならない。

ミサイル対策としては、ミサイルを打ち落とす方法のほか、住民向けの避難訓練実施などの取り組みが進められている。北朝鮮によるミサイル開発は今後も続く可能性が高く、ミサイル関連銘柄は有望な投資先と言えそうだ。

注目の北朝鮮ミサイル関連銘柄

【6751】日本無線(株)

東京都三鷹市に本社を置く。
船舶用の無線通信機器ビジネスに取り組んでいる。北朝鮮からミサイルが日本に向けて発射された際には、沿岸部や船上から打ち落とす計画が立てられている。的確にミサイルを無効化するためには連携が不可欠で、無線の重要度は高い。

【4403】日油(株)

東京都渋谷区に本社を置く。
界面活性剤をはじめとする化学ビジネスに取り組んでいる。防衛用火薬を製造しており、ミサイル迎撃の際に活用できる。幅広い火薬を取り扱っていることから、北朝鮮ミサイル問題への対処に当たって日油の技術が役立つ可能性がある。

【7011】三菱重工業(株)

東京都港区に本社を置く。
エネルギービジネスなどのほか、防衛ビジネスにも取り組んでいる。国産旅客機MRJの開発で知名度を高めた。造船分野での取り組みもあり、北朝鮮ミサイル発射を含めた有事に備えた日本の防衛力強化が業績に追い風となる。

【7721】東京計器(株)

東京都大田区に本社を置く。
航空機や船舶に搭載する計器の製造を行っている。海外向けに加えて防衛省向けの製品も多い。レーダーにも東京計器の技術が活用されることから、ミサイル発射を検知し、ミサイルの航行状況を把握する能力向上に東京計器が貢献し得る。

【6203】豊和工業(株)

愛知県清須市に本社を置く。
工作機械ビジネスに加えて、火器の製造にも取り組んでいる。道路清掃車両ビジネスで安定した収益を確保しているが、売上高は伸び悩んでいる。北朝鮮からの相次ぐミサイル発射に伴う防衛需要の高まりを受けて業績の拡大が期待される。

【6208】(株)石川製作所

石川県白山市に本社を置く。
段ボールを処理する機械の製造に取り組んでいる。近年は防衛ビジネスへの依存度が高まっており、防衛産業の発展が業績向上に結び付きやすい。営業益は不安定だが、北朝鮮リスクの高まりを受けて伸長の可能性がある。

【4274】細谷火工(株)

東京都あきる野市に本社を置く。
自衛隊向けに照明弾や発煙筒を提供している。自衛隊の能力は強化が進められていることから、細谷火工の業績にも好影響が期待される。日米が連携して対処する必要がある北朝鮮ミサイル問題の関連銘柄として注目しておきたい。

福ちゃん北朝鮮ミサイル関連銘柄のまとめ

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北朝鮮ミサイル関連銘柄は短期的な北朝鮮情勢の不安定化だけでなく、中長期的にも防衛力強化の方針を追い風に成長が期待できる。銘柄ごとに防衛ビジネスへの依存度が異なることから、資金流入度合いにも差が生まれそうだ。