株式市場で再生医療関連銘柄が注目を集めているぞ。再生医療は、人口減少社会に入った日本でも成長が見込める分野だろう。従来は治療が困難だった病気を治療できる可能性もあり、大きなビジネスチャンスとなるの可能性がある。iPS細胞やES細胞についての研究は日々進められており、京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞するなど、世界的な注目度も高い分野だ。再生医療関連銘柄を頭に入れておいてほしい。
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再生医療とは?

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再生医療とは、患者自身の未分化細胞を用いて細胞を培養し、臓器など、人体の一部を作成する医療である。従来の医療では、臓器等の機能が治療不可能なほどまで低下した場合は、他人から移植する選択肢が有力であった。しかし、他人からの移植の場合は、拒絶反応が起こりうることが課題である。

再生医療では患者本人の細胞を用いるため、拒絶反応のリスクを考慮する必要がなく、また、臓器等を提供してくれる他人を探す必要もなくなる。他人からの提供を待っている間に死亡する事例も少なくない。その結果、治療にかかる期間を短縮できるほか、大幅な治療コストの低減にもつながる。従来は治療ができなかったり、時間や費用が不足して断念したりしていたケースで、治療が成功する可能性が出てきている。

再生医療はビジネスにどう生きる?

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再生医療は、従来の医療より医療費の削減につながる可能性がある。効率よく治療を行い、短期間かつ低コストで患者の治療を終えられるからだ。特に日本では高齢化が進んでおり、医療費の増大が課題となっている。再生医療が医療費削減に貢献するとなれば、研究・開発に対する活発な投資にも期待できる。治療対象となる疾病が限定されていないこともあり、幅広い応用の可能性もある。

また、日本では製造業の衰退が懸念されている。人件費の高騰等によって、新興諸国を含めた海外生産が増加しているからだ。今後の日本は研究・開発型の新産業に取り組む必要がある。再生医療では日本が最先端の技術を有しているため、将来的には日本の産業を支える存在になる可能性を秘めている。

再生医療関連銘柄が注目されている理由とは?

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再生医療関連銘柄は、多くの研究・開発費が投じられていることにより注目を集めている。民間企業や大学等の研究機関だけではなく、政府が資金を積極投入する分野だからだ。
さらに日本では、山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したこともあり、再生医療に関する取り組みが盛んである。ベンチャー企業も多数登場しており、加速度的に再生医療ビジネスが拡大する可能性がある。
また、投資家の視点からすれば、再生医療銘柄は大化けする可能性を有している。中長期的に保有することで株価が10倍以上になるテンバガーが生まれることも考えられるのだ。成長産業が限られてくる中で、大化け銘柄を発掘したいと考えるなら、再生医療銘柄にも注目すべきだと言えよう。

福ちゃん注目の再生医療関連銘柄

【7774】(株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング

愛知県蒲郡市に本社を置く。
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングは、再生医療ベンチャーとして知られている。将来が期待されており、売上高は右肩上がりではあるが、赤字続きである。富士フィルムが筆頭株主であり、創業家による経営から富士フィルムの力を借りる経営に変わりつつあることから今後に期待していいのではと思う。

【4901】富士フイルムホールディングス(株)

東京都港区に本社を置く。
富士フィルムホールディングスは、フィルム産業から発展したが、現在では医療機器等の医療関連ビジネスにも取り組んでいる。日経225銘柄にも採用されている有名銘柄であり、再生医療ビジネスにも関わっているが、業績は安定していることからオススメ銘柄だ。

【4978】(株)リプロセル

神奈川県横浜市に本社を置く。
リプロセルは、iPS細胞関連のビジネスを行っており、東京大学や京都大学とも共同研究を行っている。しかし、売上高こそ伸びているものの赤字体質は続いており、より経営を効率化することが求められている。今後注目の再生医療関連銘柄だ。

【4593】(株)ヘリオス

東京都港区に本社を置く。
ヘリオスは、iPS細胞を活用し、眼科向けに再生治療薬を開発している。売上高、営業利益とも安定せず、赤字を出していることもあるが、現金同等物の保有が多く、財務の健全性は保たれている。

【2372】(株)アイロムグループ

東京都千代田に本社を置く。
アイロムグループは、医薬品の製造等からは撤退したものの、先端医療には引き続き取り組んでいる。売上高の落ち込みや赤字体質が懸念されており、経営における選択と集中が求められている。将来性を保ちつつ、安定収益を確保することが課題である。

【2370】(株)メディネット

神奈川県横浜市に本社を置く。
メディネットは、近年注目を集めているがんの免疫細胞治療に取り組んできた企業だ。細胞の加工を受託するビジネスに積極的であるが、研究開発費の負担が大きく、赤字が続いている。現金同等物は一定程度あり、財務の健全性は保たれている。

株大臣のまとめ

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再生医療は多くの可能性を秘めた分野である。ベンチャー企業も数多く登場している。ただし、赤字企業が多いため、投資を行うなら銘柄選定が重要である。売上高の伸びや財務の健全性を入念に確認することが求められる。