住宅関連銘柄

いつもブログを読んでくれている皆様、調子はどうでしょうか。今回は住宅に関する記事を書いていこう。首都圏のマンション市場で衝撃的な出来事が2016年に発生した。なんと中古マンション成約数が新築マンション供給戸数を上回ったのだ。2020年をピークに世帯数が減少していくと予測されている中で、拡大できない新築市場に代わって既存住宅のリフォーム市場、流通市場が拡大に向かい、それに向けた整備が急務となっている。

日本の住宅事情は、これからますます変化していく。実際、2016年3月に閣議決定された「住生活基本計画」で掲げられた成果指標を目標に様々な施策が進められている。そんな活発な動きを見せつつある住宅関連銘柄を一部ご紹介したい。

住宅

居住を目的とした建造物のことを一般的に「住宅」、「住居」と言う。「一戸建(て)」と「集合住宅」に大別することができるほか、自己所有の「持ち家」と他者所有の住居を借りる「貸家(貸間)、賃貸住宅」に分けることができる。

住宅は時代の変化と共に変化するのが特徴で、近年では二世帯・三世帯住宅やバリアフリー住宅、高齢者住宅など様々な住宅が誕生している。

2015年1月、日銀は強力な追加金融緩和をおこなった。これが原因で長期金利は世界でも類を見ないほどの低金利になり、住宅ローン金利も史上最低を更新。住宅の新規購入、住宅ローン借り換えの後押しをすることとなった。日本の住宅環境は、あらゆる面で大きな変化を見せている。

既存住宅の流通促進施策

今後の住宅施策の目指すべき方向として、国土交通省は以下2つを挙げている。今後の住宅施策の目指すべき方向として、国土交通省は以下2つを挙げている

1. 若年、子育て世帯の住居費等の負担を軽減する(空き家を含む既存住宅をリフォームして売却・賃貸にする)

2. 住宅が資産として評価されるようにする(魅力ある既存住宅の供給)

これら2つの課題を解決するための取り組みが「安心R住宅」だ。汚い、情報が少ない、不安といった中古住宅のマイナスイメージを払拭するために、一定の品質を備えている既存住宅に国が「安心R住宅」の商標を与えるという制度。今後、「安心R住宅」の商標を不動産仲介事業者や不動産ポータルサイトで表示することによって、その既存住宅が一定の品質を備え、適切な情報提供が行われているものだということが分かるようになると言われている。

住宅セーフティネット制度

「新たな住宅セーフティネット制度」が2017年10月25日に施行される。住宅確保要配慮者(住宅の確保に困る人のこと:単身高齢者、子育て世帯、低所得者など)に空き家への入居を促すことで、空き家問題と住宅弱者の問題を共に解決する狙いだ。

今回改正された住宅セーフティネット法では、「住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度」が創設されている。これに登録すると、改修費用の補助、融資、家賃・家賃債務保証料の低廉化費用の補助が国、自治体から大家に対しておこなわれる。また、物件と住宅確保要配慮者とのマッチングを円滑におこなうため、住居支援活動をおこなっているNPO法人を都道府県が指定して情報提供、入居相談を実施することになっている

 

住宅関連銘柄・福ちゃん注目の直近チャート

<8860>フジ住宅

<8940>インテリックス

<3230>スターマイカ

<6192>ハイアス・アンド・カンパニー

<8885>ラ・アトレ

住宅関連銘柄・福ちゃん的解説

住宅関連銘柄 <8860>フジ住宅

泉州地方を中心に「土地有効活用業」、「不動産賃貸業」などを積極的に展開している。住宅流通事業では、改装した中古住宅「快造くん」を販売しており、リフォームにおいては独自のノウハウを持っていることが強みとなっている。中古住宅関連として特に注目されている銘柄。

住宅関連銘柄 <8940>インテリックス

中古マンションの買い取り・再販事業をおこなう会社。この業界で国内トップレベルの実績を持つインテリックスでは、「リノヴェックスマンション」と呼ばれるマンションのリフォーム販売を積極的におこない、中古マンションの品質向上、市場の活性化に重点を置いている。専用のウェブサイトを開設して法人向けのリノベーションサービスも展開している他、近年エンドユーザーからのマンションリフォームの請負も本格化した。住宅関連銘柄としては目が離せない銘柄といっても過言ではない。

住宅関連銘柄 <3230>スターマイカ

リノベーションを中心として中古マンションの企画、販売を主におこなっている会社。賃貸中の中古ファミリーマンションを取得して、テナントが退去したあとに売却するというビジネスモデルを展開している(首都圏中心)。2017年3月30日にインベスターズクラウド(1435)と戦略的業務提携を締結。スターマイカの中古マンション買い取りのノウハウとインベスターズクラウドのITを活用したサービスで中古マンション市場がさらに賑わうと見られている。

住宅関連銘柄 <6192>ハイアス・アンド・カンパニー

住宅関連銘柄のドンとして有名なのがハイアス・アンド・カンパニーだ。この会社では、住関連産業のコンサルティングを提供している。また、「HySPEED工法」という液状化対応工法を住宅会社に提供しているため、熊本県で地震が発生したときには関連銘柄としての見方が強まった。中長期的な成長を期待できそうな住宅関連銘柄だといえるだろう。

住宅関連銘柄 <8885>ラ・アトレ

新築、中古共に手がける東京都港区に本社を置く不動産会社ラ・アトレ。営業エリアは首都圏だけに絞り込んでいるのが特徴。再生不動産販売事業、新築不動産販売事業、不動産管理事業だけでなく戸別リノベーションマンション事業にも力を注いでいる。中古マンションの買い取り・再販事業が好調ということもあり、住宅関連銘柄として目が離せない銘柄のひとつとなっている。今後の活躍に期待したい。

住宅関連銘柄・福ちゃん的まとめ

深刻な問題のひとつとなっている「空き家」。国としても様々な施策を実施しようと努力している。この流れもあり、住宅関連銘柄では既存(中古)住宅販売を中心に今後活発な動きがあると予想される。