バイオテクノロジー関連銘柄

食料問題にはじまり、難病・疾病問題、環境問題、資源問題など地球規模で解決しなければいけない問題は多々存在している。そんな難しい問題を解決するために役立つ技術として注目を浴びているのが「バイオテクノロジー」だ。バイオテクノロジーは、人類の夢の実現にとどまらず、健康長寿社会の実現に大きく貢献するだろうと期待されている。目を見張るほどの進化と発展を続けているバイオテクノロジー関連銘柄は、市場においても今後ますます拡大していくと見られている。

バイオテクノロジー

「生物学(バイオロジー)」と「技術(テクノロジー)」が合成して生まれた言葉「バイオテクノロジー」。生物がもっている能力や性質を利用して、私たちの生活や環境保全に役立たせていく人類になくてはならない技術だ。

記憶に新しいところでいえば、事故や病気で傷んだ組織や臓器の機能を取り戻す再生医療(iPS細胞)が挙げられる。また、遺伝子組換え作物、樹木、動物などもバイオテクノロジー技術の賜物だ。医療や農業にとどまらず、様々な分野で利用され、日々新しい医療、環境、エネルギー産業の発展に大きく貢献しているバイオテクノロジー。将来的には情報(IT)、ロボット工学や医療機器などとの融合で、より一層の進化、発展が期待されている

核酸医薬という新たな医薬品

バイオテクノロジーを使った新たな医薬品に「核酸医薬品」がある。
これは、化学合成することによって作られたDNA、RNA(リボ核酸)などが使われている医薬品で、病気の原因となっている遺伝子に直接働きかけることができるという特徴をもっている。遺伝子レベルで治療することができるため、従来の医薬品よりも効果が高いとされ、がんや中枢神経系の疾患などで特に効果が期待できるとされている。核酸分子の安定性や副作用、送達技術の困難性などの面で克服すべき課題はまだあるものの、治療困難な疾病に対する医薬品の創出が期待できる「次世代の医薬品」として全世界で研究が盛んにおこなわれている。ただし、欧米企業が核酸干渉に関する基本特許をしていることもあり、日本企業の開発は若干の遅れをとっている。

 

バイオテクノロジー関連銘柄・関連記事&材料

バイオテクノロジーに関係してくる記事は過去にもいくつか紹介している。
オススメ材料と併せて、是非とも見てほしい。

バイオ関連株 【4582】シンバイオ製薬

バイオ関連株 【3386】コスモ・バイオ

バイオ関連株 【4557】(株)医学生物学研究所

バイオ関連株 【4974】タカラバイオ

 

バイオテクノロジー関連銘柄・福ちゃん注目の直近チャート

<4528>小野薬品工業

<4587>ペプチドリーム

<4549>栄研化学

<2395>新日本科学

<7774>ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング

 

バイオテクノロジー関連銘柄・福ちゃん的解説

バイオテクノロジー関連銘柄 <4528>小野薬品工業

制がん剤「プラシーボ」を手がけている企業だ。プラシーボは、医療、バイオテクノロジーなどの専門誌だけでなく、一般のマスコミでもその成長力と高薬価が話題になった。また、既存の薬値決定ルールを無視した政府の価格決定への介入が実施されたことでも注目を集めた。同社はプラシーボを手がけたことからバイオテクノロジーの注目銘柄のひとつとなっている。

バイオテクノロジー関連銘柄 <4587>ペプチドリーム

国内外の製薬企業との共同研究開発をとおして新しい医薬品候補物質の研究開発をおこなっている企業だ。その際、創薬開発プラットフォームシステム(PDPS)を活用している。共同開発契約を締結している企業は17社。その中には世界最大手のノバルティスが含まれているだけでなく、医薬品の全世界売上高上位20社中10社が入っている。特殊ペプチド医薬に特化している同社は、新薬の候補物質を多く作ることが可能なので、2030年頃には、医薬品全体の3割程度が同社技術を使ったものになるといわれている

バイオテクノロジー関連銘柄 <4549>栄研化学

検査薬の製造販売を主な事業として営んでいる企業。遺伝子解析の技術をもっており、すでにWHO(世界保健機構)が推奨する「結核菌の遺伝子診断キット」を発売している。また30分で25遺伝子の同時検査が可能という同社の「全自動小型遺伝子検査システム(2018年発売予想)」にも注目が集まっている。今後の活躍に高い期待が寄せられる有力銘柄のひとつ。

バイオテクノロジー関連銘柄 <2395>新日本科学

前臨床試験、医薬品の開発支援、同社独自の経鼻投与製剤の開発、トランスレーショナルリサーチ事業等をおこなっている会社。この業界においては最大手である。核酸医薬の精度を高める技術をもっている米ベンチャー企業を上場させて含み益を増大させていることでも注目を集めている

バイオテクノロジー関連銘柄 <7774>ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング

日本で初めて再生医療を市場に送り込んだベンチャー企業。同社が手がけている「ジェイス(自家培養表皮)」と「ジャック(自家培養軟骨)」は、限定的市場の中でも順調に販売実績を積んでいる。再生医療の受託開発製造(CDMO)が新規事業として進展し、2017年3月期遂に黒字転換することとなった。新興国での美容医療におけるジェイス提供など今後繰り広げられる新たな事業展開と共に成長が期待できるバイオテクノロジー関連銘柄のひとつだ。

バイオテクノロジー関連銘柄・福ちゃん的まとめ

バイオテクノロジー関連銘柄では高齢化が進行しているためか、特に「バイオ医薬品メーカー」に注目が集まっている。長期的に今後も注目を集めることが予想されるので、動向から目を離さないでおくことが必要だ。