12月2日午後に、カジノを合法化する統合型リゾート(IR)推進法案が衆院内閣委員会で採決されたことで、株式市場でカジノ関連銘柄が注目されているが、9日にマカオ規制強化報道で一時カジノ関連銘柄が急落した。
香港メディアが9日、中国当局が10日にもマカオでの「銀聯カード」の現金引き出し額の上限を半減させると報じたことがきっかけになっている。日本のカジノ関連銘柄にも一時影響は出たが、回復に向かってる。
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統合型リゾート(IR)推進法案

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統合型リゾート(IR)推進法案を知らない人は少ないと思うが、少し説明しておく。
統合型リゾート(IR)は、カジノを含んで一体となった複合観光集客施設のことを言う。複合観光集客施設には、国際会議場・展示施設などのMICE施設、ホテル、商業施設、レストラン、劇場・映画館、アミューズメントパーク、スポーツ施設、温浴施設などが挙げられる。

そして統合型リゾート(IR)推進法案とは、これらの複合観光集客施設を普及させようと推進させる法案のことだ。今回の統合型リゾート(IR)推進法案の可決により国内に複合観光集客施設が数多くできることによりカジノが身近になってくる。

統合型リゾート(IR)推進法案が可決

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2013年12月に初めて、統合型リゾート(IR)推進法案が国会に提出された。カジノなど特定複合観光施設の整備を推進するための法案(IR推進法案)は、2日の衆院内閣委員会で可決された。

参院自民党は、統合型リゾート(IR)整備推進法案を14日までの国会会期内に成立させるため、動きを見せている。参院内閣委員会で難波奨二委員長(民進党)が13日の採決に応じない場合、委員会採決を省略して本会議に持ち込む「中間報告」を行う調整に入ったと報道があった。

マカオ規制強化報道

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9日に報道されたマカオ規制強化報道により一時カジノ関連銘柄が急落した。マカオ金融管理局は銀聯カードを使ったATMでの1日当たりの引き出し額の上限を1万パタカ(約14万円)から5000パタカ(約7万円)に引き下げると報じた。
この報道を受けてニューヨーク株式市場に上場する米カジノ大手ラスベガス・サンズの株価は8日、一時、前日比13%安まで下落。米ウィン・リゾーツやMGMリゾーツ・インターナショナル、メルコ・クラウンエンターテインメントなど米上場カジノ会社の株価もそろって下げた状態となった。
ただ、その後、銀聯カードを使った決済サービスを手掛ける中国銀聯が報道を否定したと伝わり、9日午後時点では株価は回復しつつある。

9日午前の東京株式市場でもカジノ関連銘柄が下げている。カジノ向けの貨幣識別機などに強みを持つ日本金銭機械の株価は一時、前日比2%安。同じく貨幣処理機大手のグローリーやメダル計数機を製造するオーイズミも値を下げている。こちらは参院でカジノを中心とした統合型リゾート(IR)を推進する法案の審議が難航していることが影響したようだ。

本命のカジノ関連銘柄

株式市場に数多くあるカジノ関連銘柄の中から本命だと思うものを紹介する。

【6418】日本金銭機械(株)

大阪府大阪市に本社を置く。
アミューズメント施設向けの機器、貨幣処理機器の製造、販売などを行う企業だ。海外のカジノでも同社の製品が実用化されているということもあり、会社の規模と実績面から見てもカジノ関連銘柄の本命と言える。

注目のカジノ関連銘柄

注目しているカジノ関連銘柄を紹介する

【6428】(株)オーイズミ

神奈川県厚木市に本社を置く。
パチスロ用のメダル貸機、補給回収システムなどを主に行なっている企業だ。スロットマシーンの実機も展開しており、既存の機器にも搭載されている紙幣識別システム、ホールデータ管理システムなどがカジノにも応用できるだろうと注目されている。充分にカジノ関連銘柄として期待できる。

【3625】テックファームホールディングス(株)

東京都新宿区に本社を置く。
企業向け業務システムのソフトウエア開発を主に行う企業だ。カジノの決済システムだけでなく、ホール管理システムなどにも力を入れている。IoT向けシステムや自動車向けシステムなども開発しており、様々なテーマとも密接に関連している企業なのでカジノ関連銘柄として見逃せない。

【6730】(株)アクセル

東京都千代田区に本社を置く。
パチンコ・パチスロ機市場向けのグラフィックス&サウンドLSIを開発している企業だ。カジノ市場が解禁となった場合、(株)アクセルのグラフィックス&サウンドLSIが採用される可能性がある。このことからカジノ関連銘柄として注目している。

【2743】ピクセルカンパニーズ(株)

東京都港区に本社を置く。
オフィス用トナー販売を主に行っている企業だ。LTGameJapanの第三者割当増資を引き受けたことによりカジノ用ゲーム機の開発が可能となったことによりカジノ業界へ進出している。このことからカジノ関連銘柄として一気に注目されている銘柄となっている。

【6737】EIZO(株)

石川県白山市に本社を置く
PCや遊技機用ディスプレー専業メーカーだ。遊技機用のディスプレーを製造していることから、カジノ市場が解禁になった場合、EIZO(株)のディスプレーを採用する可能性がある。充分期待できるカジノ関連銘柄だ。

株大臣のまとめ

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カジノを合法化する統合型リゾート(IR)推進法案やマカオ規制強化報道など世間を混乱させ続けるカジノ関連だが、近い将来カジノ市場が解禁になると予想している。少し出遅れになったが今からでも間に合うカジノ関連銘柄はたくさん存在しているので、是非ともチェックしてほしい。